不倫慰謝料請求 ホームズ法務事務所公式ブログ

本ブログでは、不倫慰謝料請求についての理解とその請求の仕方について疑問にお答えします。

vol.004 不貞期間の長短が慰謝料額に影響するのか?

 不貞期間の長短は慰謝料請求額の算定において影響を及ぼします。不貞期間がおおよそ3ヶ月に満たないと認定された場合、慰謝料額の減額要因になり得ます。

ちなみに、不貞回数が1回だけの場合は、不倫相手に請求する慰謝料額が認められる場合であっても、おおよそ50万円程度が一般になります。それが、裁判例の傾向です。

不貞期間が短ければ、それによって被る精神的苦痛もそれに応じて小さくなり、慰謝料の額も減少するという考え方になります。

他方、不貞期間がおおよそ半年間を超えるものと認定されると、慰謝料額の増額要因になり得ます。不貞期間が長ければ、法益侵害の程度が大きくなるというものです。

このことは、前回vol.003でお話した婚姻期間の長短が慰謝料請求額に影響を及ぼすことと同じ道理です。

 

ホームズ法務事務所

ベストカウンセラー・行政書士 川上 徹

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